公式は暗記するべき!? ‐続き‐
こんにちは!まるです。
前回の続きとなります。
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公式を暗記するかどうかについて前回述べてきました。
暗記すべきかどうか
①暗記が苦手、得意な人、性格によってどちらがいいか変わる
②目標によって
どちらがいいか変わる
③公式による
今回はこの3つに対して
1つずつ詳しく述べていきたいと思います。
①暗記が苦手、得意な人、性格によってどちらがいいか変わる
①に関しては説明不要だと思います。
文系の子には暗記した方が早いという人は
多いと思うので
暗記してもらえばいいと思います。
経験談でも話した通り、
自分の性格と相談して
どちらがいいか考えるのも重要です。
②目標によって
どちらがいいか変わる
②について詳しく説明します。
A君
もし、文系受験生A君が数学を
センター試験だけ数学を使うとしましょう。
今回のA君の目標はセンター試験です。
どれだけ早く解くか
で勝敗が決まります。
A君が、公式を1から証明できる力
を持っていたとしても
無駄とは言いませんが、
正直、それが報われるかどうかは疑問です。
B君
続きまして、東大受験志望する理系B君
がいるとしましょう。
センター試験も二次試験ももちろん使います。
センター試験より東大は
二次試験を1:9という割合で重要視されます。
二次試験は時間はセンター試験と違い、
十分あります。内容は難しいですが、
その分考える時間がるのです。
そんなB君に対して、私なら
公式丸暗記を勧めることはあまりしないです。
東大の問題で、こんな有名な問題があります。
そうです。加法定理の証明問題です。
このような
公式を覚えるだけの受験生
に不意をつくような問題が
難関大には出されることがよくあります。
本質理解は間違いなく重要です。
「公式の意味を理解していれば
解き方に無駄がなくなるのに…」
と講師として教える時に
思ったこともよくあります。
自分からみて、B君のような人は
公式を導出できる人間であるべきであり、
そこに時間を割く価値はあると思います。
以上、上の二人のように
自分にとっての目的(目標)を達成するための
"手段"を完璧にすることが大切です。
A君のような受験生の達成するための手段は
"公式暗記"であり、
B君のような受験生の達成するための手段は
"公式導出"です。
目標が違えば使う手段は
もちろん変わってくるのです。
③公式による
公式によって、
この形になる理由を知っとくといい公式、
どうでもいい公式
があります。
例として
相加・相乗平均を見てみます。
証明方法は皆さん知ってますか?
相加・相乗平均の証明をしっていれば
不等号かどっちなのか、
a>0、b>0はなぜか?
等号が成り立つのはa=bである理由
も容易に理解できます。
一方、
積分の1/6公式について考えてみましょう。
これの証明を知ってても
正直ためになるかどうかは疑問ですよね。。。
公式は証明を知ることによって、
暗記しやすい、
本質理解が出来ることはあります。
しかし、それが
全ての公式に入れるとは限らないのです。
まとめ
いかがでしたか。
結局どちらがいいと
万人への答えはありません。
人それぞれ、勉強の仕方も違えば、
勉強に充てる時間も違います。
自分が今どこにいるか、
どこを目標としているか
をしっかり自己分析して、
自分にあった公式との向き合い方
を改革していきましょう!