公式は暗記するべき!? ‐続き‐

こんにちは!まるです。

 

前回の続きとなります。

 

見てない方はこちらから 見てください↓↓

 

marumath1232.hatenablog.com

 

公式を暗記するかどうかについて前回述べてきました。

 

暗記すべきかどうか

 

暗記が苦手、得意な人、性格によってどちらがいいか変わる

 

②目標によって

どちらがいいか変わる

 

③公式による

 

今回はこの3つに対して

 

1つずつ詳しく述べていきたいと思います。

f:id:marumath1232:20200213233522j:image

 

 

①暗記が苦手、得意な人、性格によってどちらがいいか変わる

①に関しては説明不要だと思います。

 

文系の子には暗記した方が早いという人は

 

多いと思うので

 

暗記してもらえばいいと思います。

 

 

 

経験談でも話した通り、

 

自分の性格と相談して

 

どちらがいいか考えるのも重要です。

 

 

 

②目標によって

どちらがいいか変わる

 

 

②について詳しく説明します。

A君 

もし、文系受験生A君が数学を

 

センター試験だけ数学を使うとしましょう。

 

今回のA君の目標はセンター試験です。

 

 

 

センター試験

 

どれだけ早く解くか

 

で勝敗が決まります。

 

 

 

A君が、公式を1から証明できる力

 

を持っていたとしても

 

無駄とは言いませんが、

 

正直、それが報われるかどうかは疑問です。

 

 

B君

続きまして、東大受験志望する理系B君

 

がいるとしましょう。

 

センター試験も二次試験ももちろん使います。

 

 

 

センター試験より東大は

 

二次試験を1:9という割合で重要視されます。

 

 

 

二次試験は時間はセンター試験と違い、

 

十分あります。内容は難しいですが、

 

その分考える時間がるのです。

 

 

そんなB君に対して、私なら

 

公式丸暗記を勧めることはあまりしないです。

 

 

 

東大の問題で、こんな有名な問題があります。

 

f:id:marumath1232:20191220154441p:plain

そうです。加法定理の証明問題です。

 

このような

 

公式を覚えるだけの受験生

 

に不意をつくような問題が

 

難関大には出されることがよくあります。

 

 

 

本質理解は間違いなく重要です。

 

「公式の意味を理解していれば

解き方に無駄がなくなるのに…」

f:id:marumath1232:20200213234533j:image

 

と講師として教える時に

 

思ったこともよくあります。

 

 

 

自分からみて、B君のような人は

 

公式を導出できる人間であるべきであり、

 

そこに時間を割く価値はあると思います。

 

 

 

以上、上の二人のように

 

 

自分にとっての目的(目標)を達成するための

 

"手段"を完璧にすることが大切です。

 

 

 

A君のような受験生の達成するための手段は

 

"公式暗記"であり、

 

 

B君のような受験生の達成するための手段は

 

"公式導出"です。

 

 

 

目標が違えば使う手段は

 

もちろん変わってくるのです。

f:id:marumath1232:20200213234722j:image

 

 

③公式による

公式によって、

 

この形になる理由を知っとくといい公式、

 

どうでもいい公式

 

があります。

 

 

 

例として

 

相加・相乗平均を見てみます。

 

証明方法は皆さん知ってますか?

f:id:marumath1232:20191220160411p:plain

相加・相乗平均の証明をしっていれば

 

不等号かどっちなのか、

a>0、b>0はなぜか?

等号が成り立つのはa=bである理由

 

も容易に理解できます。

 

 

 

一方、

 

積分の1/6公式について考えてみましょう。

 

f:id:marumath1232:20191220160146p:plain

これの証明を知ってても

 

正直ためになるかどうかは疑問ですよね。。。

 

 

公式は証明を知ることによって、

 

暗記しやすい、

 

本質理解が出来ることはあります。

 

しかし、それが

 

全ての公式に入れるとは限らないのです。

 

 

まとめ

いかがでしたか。

 

結局どちらがいいと

 

万人への答えはありません。

 

 

 

人それぞれ、勉強の仕方も違えば、

 

勉強に充てる時間も違います。

 

 

自分が今どこにいるか、

 

どこを目標としているか

 

をしっかり自己分析して、

f:id:marumath1232:20200213234838j:image

自分にあった公式との向き合い方

 

を改革していきましょう!

f:id:marumath1232:20191220161150p:plain